高齢者の死因はガン、心疾患、そして老衰の時代へ

人口動態統計(厚生労働省)によると、2018年に老衰で亡くなった人は109,606人。死亡者全体に占める割合は8.0%で7.9%だった脳血管疾患をわずかだが上回りました。老衰による死亡は年齢が高くなるほど多くなる傾向にあり、95歳以上では死因のトップとなっています。

医療サービスのレベルがさらに上がったこと、長く生きる人が増えたことなどが主な要因とみられ、今後も長寿命化が進んでいくことは確実で、老衰で亡くなる人はさらに増加することが確実といえるでしょう。サービス提供側の視点でいうと、介護施設や在宅での看取りの充実、医療・介護の連携深化が待ったなしの時代に突入したと言えそうです。

 

出所:平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況