未来への投資を実現する経済対策「介護人材の処遇改善」

平成28年8月2日閣議決定された未来への投資を実現する経済対策の「介護の受け皿整備」「介護人材の処遇改善」に関する事項の概要です。

 

【保育・介護の受け皿整備-本文】

昨年末の「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」において、保育については平成 29 年度末(2017 年度末)までの受け皿整備拡大量を 50 万人に上積みすること、2020 年代初頭までに介護の受け皿を 50 万人分以上へ拡大することを決定した。このための必要な予算措置を平成 28 年度(2016 年度)補正予算に加えて、平成 29 年度(2017 年度)当初予算に計上し、かつ、継続して実施する。

 

【介護人材の処遇改善-本文】

介護保険制度の下で、介護人材の処遇については、キャリアアップの仕組みを構築し、月額平均1万円相当の改善を平成 29 年度(2017 年度)から実施する。このための予算措置を平成 29 年度(2017 年度)当初予算に計上し、かつ、継続して実施する。また、処遇改善を平成 30 年度(2018 年度)介護報酬改定を待たずして平成 29 年度(2017 年度)から遺漏なく実施するため、保険料の上昇回避のための財政安定化基金への特例的積増しなど、所要の措置をあらかじめ講ずる。障害福祉人材の処遇についても、介護人材と同様の考え方に立って対応する。

出所:内閣府「未来への投資を実現する経済対策」